結婚を機に新潟へ戻ることになった時、転職活動で大切にしていたのは仕事内容以上に「どんな考え方の会社で働くか」でした。そんな中で出会ったのがトラストのホームページ。経営理念や代表の言葉に惹かれ、厳しいこともきちんと書かれていた点に、むしろ好感を持ちました。正直に言うと、学生時代は「どうラクして稼ごうかな」と考えているタイプでした。でも前職で、厳しさには理由があること、その中でこそ人は成長できることを学んでいました。お客様もスタッフも大切にしながら、成長のための厳しさが流れている。そんな環境が、自分にとってちょうどいい場所だと思えました。
代表の思いが日々身近に降りてくる規模感も、自分に合っている気がしました。司法書士・行政書士の仕事は、人生の節目にお客様と関わることが多い仕事。世の中の仕組みを学びながら働ける。「箱入り娘」と言われるくらい一般常識のなかった私には、それも大きな魅力でした。
現在は行政書士業務を中心に、総務・経理、新卒採用なども担当しています。行政書士業務は実質的に私一人で、扱うのは建設業・運送業・宅建業・産廃業などの許認可申請が中心。これまで扱ったことのない種類の許認可のご依頼も入ってきて、そのたびに一から調べて対応します。この仕事を通して、県や市役所、銀行、ディーラー、法務局など、普段なかなか関わらない方々と日々接点を持ちます。たとえば私の身近な人が官公庁で働いているのですが、入社前は何をしているのかあまり知りませんでした。それが行政書士の仕事を通して「県にはこんな課があって、こんな手続きをしているんだ」と分かるように。さまざまな業界の仕事を垣間見ることができ、世の中の見え方が大きく広がっていく感覚があります。
職場も、もっと静かな環境かと思っていたら、トラストは常に誰かが話していて、社内では「よく走ってるよね」と言われるほどアクティブ。自分で考えて動くことが求められる環境が、私にはとても合っていると感じています。
印象に残っているのは、事務所で誰も担当したことのない種類の許認可案件を任されたことです。複雑な手続きで期限も厳しく、他チームとも繋がる案件のため、自分が止まれば次が続かないという責任の重さを強く感じていました。途中で一度ミスをしてしまい、「3年目なのにこんなミスを」と落ち込みましたが、私の中には「向き不向きを自分で決めるのは違う」という考えがあって。弱音を吐いた時、上司は同じ目線で話を聞いてくれて、「一人じゃない」と思えたことが本当に大きかったです。最終的に申請を出し切り、お客様からも「K.T.さんのおかげでできました」と言っていただけました。
これからは、行政書士業務なら「K.T.さんだよね」と言われる存在になりたい。地方の士業事務所にいるからこそ、家族や友達に聞かれた時に答えられるくらいの司法書士の基礎知識も身につけたい。いつか後輩ができた時には、今の上司のように同じ目線で寄り添い、しっかり育てられる人でありたいと思っています。

