大学では法学部で学び、就職活動を始めた頃は不動産仲介の仕事に興味がありました。一人暮らしを始める時に対応してくれた不動産会社の方がキラキラして見えて、「私もこういう仕事をしてみたい」と思ったのがきっかけです。ただ進めるうちに、何か資格を持って専門性を身につけたいという気持ちが強くなり、不動産売買の場面にも司法書士が関わることを知って、「そういえば高校の時に司法書士体験をしたな」と思い出したんです。その体験先が、トラストでした。
最初は関東圏の司法書士事務所も受けて内定もいただいていました。でも大学4年生の1月、年明けに「やっぱり新潟に残ろう」と決め、関東の内定を辞退。新潟で受けたのはここだけです。高校で見学した頃から華やかな印象がありましたし、面接でも変わらず明るくキラキラしていて。就活生に対しても全員で「いらっしゃいませ」と声を出して迎えてくださる挨拶の大きさや活気も印象的で、ここで働きたいと素直に思えました。
業者さんから「この物件の所有権移転をお願いします」とご依頼いただいたら、所有権移転以外に必要な登記がないかを確認します。登記簿上の住所と書類上の住所が違えば住所変更登記が必要ですし、抵当権がついていれば抹消してから移転します。登記簿を読み、必要な手続きを考えながら進める仕事です。入社後は最初の3日間でビジネスマナー研修を受け、その後は教育担当の先輩に一から教わりました。「目安として3ヶ月で案件を持てるように」を目標に学び、業者さんを担当し始めたのは半年ほど経った頃。現在は12社ほどを担当し、30〜40件ほどの案件を並行して進めています。
難しいのは、自分がまだ知らない登記にも気づかなければならないこと。決済日や融資実行日など動かせない期限がある中で、漏れがないよう進める責任の大きさも日々感じています。ただ、もともと文字を読んだり調べたりするのが苦にならないタイプで、先輩や司法書士に相談すると一緒になって考えて盛り上がってくださるので、学ぶこと自体を楽しめる職場だと感じています。
入社前は「司法書士がすべてを判断し、事務は裏で書類を作成する」イメージが強かったのですが、実際は事務員の裁量がとても大きい仕事でした。業者さんと直接やりとりするのも私で、事務がメインで動ける場面が多いのは、入社して感じた一番のギャップです。お客様と直接お会いする機会は多くありませんが、自分で調べながら進めた案件が完了するたびに経験値が一つ増える感じがします。
印象に残っているのは、案件を持ち始めて間もない頃に立ち会った銀行の金消契約です。緊張で名刺交換の手が震えるほどでしたが、半年ほど経った頃には東京で行われた金消契約に出張する機会もあり、お客様に自分の言葉で説明できて、少しは成長できたかもしれないと思えた経験になりました。今後は実務面に加え、お客様にわかりやすく伝えるサービス面も磨き、「トラストに頼んでよかった」と思っていただける仕事をすることが目標です。いつかは司法書士の資格にも挑戦したいと思っています。

